柳楽は完ぺきなゾウ使い
映画「星になった少年」名古屋でPR
カンヌ国際映画祭最優秀男優賞を史上最年少で受けた俳優の柳楽優弥(15)が、実在したゾウ使いの少年を演じる「星に なった少年」(河毛俊作監督)が16日から、名古屋・名鉄東宝などで公開される。このほどキャンペーンで名古屋を訪れた柳楽が、真っすぐな瞳で感動大作を PRした。
タイのゾウ訓練センターに留学し、日本人で初めてゾウ使いへの道を歩んだ故・坂本哲夢さんの生き様を描いた「ちび象ラ ンディと星になった少年」(文芸春秋刊)が原作。テレビや映画に出る動物のプロダクションを営む家庭に育った哲夢(柳楽)は、自らの意思でゾウ訓練士の学 校に留学することを決意し、「ゾウの楽園を造りたい」という夢に向かって進み始める-という物語だ。
柳楽は、実際にタイのゾウ訓練センターで2週間の講習を受けるなど計3カ月にわたって猛特訓。ゾウを乗りこなし、タイ 語でコミュニケーションできるまでになった。「最初は怖かったけど、すごく楽しかった。こんなにうまく乗れるようになれるとは思わなかった」と上達ぶりに は本人もびっくり。「ゾウの目を見ると、ゾウの気持ちが分かる気がするんです」とゾウ使いになりきった表情で、タイでの撮影を振り返った。
ゾウと完ぺきなコミュニケーションをはかった一方で、恋人役の蒼井優(19)とのシーンには「めちゃ緊張しました」と 初々しい表情。とは言うものの、今後挑戦してみたい作品は「恋愛もの。女の人と演技をしてみたい」。苦手なジャンルにも挑む役者根性を見せ、俳優としてさ らなる飛躍を誓った。
共演は常盤貴子(33)、高橋克実(44)、倍賞美津子(58)ら。 (斎藤正和)
[2005/7/12 Chunichi ]
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