14歳!柳楽優弥君が男優賞 | ||||
第57回カンヌ国際映画祭の授賞式が22日夜(日本時間23日未明)、南フランスのカンヌで開かれ、日本から出品された是枝裕和監督(41)の「誰も知ら ない」に主演した柳楽優弥君(14)が男優賞に選ばれた。俳優部門での日本人受賞は初めて。14歳での男優賞受賞も同映画祭の史上最年少記録となった。最 高賞パルムドールは、ブッシュ政権を厳しく批判し、米国内の配給を拒否されて話題となったマイケル・ムーア監督のドキュメンタリー「華氏911」に決まっ た。 普通の少年が、初出演で世界の頂点に。カンヌ史上最年少、日本人として初めて男優賞を受賞した柳楽優弥君が23日、東京・渋谷で会見。「こんなすごい賞を取るなんて信じられない。うれしくてたまらない」と、驚きと喜びが同居した笑顔を見せた。 “時の人”となった優弥君。まぶしいばかりのカメラのフラッシュに「緊張する」と照れくさそうに話す表情はあどけない中学生そのものだった。これ までテレビドラマの出演経験はあるが、今回の「誰も知らない」が映画デビュー。そんな14歳が、歴史ある映画祭で史上最年少での受賞という快挙を達成し た。 中間試験のために是枝監督らスタッフよりひと足早く帰国していた優弥君だが、テストの出来は「全然ダメ。勉強に集中できなかった」そうで、カンヌのことが気がかりだったようだ。 「誰も知らない」は、実際に東京で起きた事件を題材に、母親に置き去りにされた4人の子どもの生活をつづったもの。主人公・明を演じた優弥君は 「明みたいに前向きに生きる人を“すげえなあ”と思って見てほしい。大人には“子どもを簡単に捨てるな、おもちゃのように扱うな”と感じてほしい」と、き りりとした目をキラキラ輝かせてメッセージを送った。 普通の中3から、一気に注目される存在に。もう、誰にも“知らない”とは言わせない。 |
http://www.daily.co.jp/gossip/2004/05/24/128996.shtml
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