柳楽優弥&石原さとみ「包帯クラブ」
でW主演-“課外授業”に挑む
俳優、柳楽優弥(16)=写真上=と女優、石原さとみ(20)=写真下= が映画「包帯クラブ」(今秋公開)でW主演し初共演することが15日、分かった。心に傷を抱えた人たちのために、傷を負った場所に包帯を巻く高校生たちの 青春群像劇で、監督は若手俳優の魅力を引き出す手腕に定評のある堤幸彦氏(51)。個性派監督の下、2人が一風変わった“課外授業”に挑む。
◇
カンヌ国際映画祭最優秀男優賞受賞の柳楽と、昨年の初舞台「奇跡の人」が好評だった石原という成長株2人が、ブレーク前の仲間由紀恵(27)や窪塚洋介(27)、妻夫木聡(26)も門を叩いた“堤クラブ”に参加する。
原作は、TBSの情報番組「王様のブランチ」で紹介されて人気に火がつき、売り上げが18万部を突破した作家、天童荒太氏の同名小説。心に傷を負った人たちのために「包帯クラブ」のメンバーが奮闘する姿を描く。
例えば、両親が離婚し遊園地の観覧車を見ればその悲しみを思い出すという人がいたら、メンバーは観覧車の柵に包帯を巻く。その人は傷を見つめ直し、悩みを聞いて行動してくれる他人との交流を通じて心の負担が軽くなる…。前向きな生き方を問いかける物語だ。
クラブの発起人的存在で、感受性が強い割に自己表現は模索段階で不器用な少年ディノに柳楽。ディノのよき理解者となる、純粋で芯が強い少女ワラに石原。いずれも設定にピッタリとして堤監督ら製作サイドがキャスティングした。
昨年末に関東近郊のロケ地で2日間、合宿を敢行し、今月11日にクランクイン。柳楽は「今までとは違う役を演じるのがとても楽しみ」、石原も「あまり演じたことのない役。集中して存分に楽しみたい」とコメント。約1カ月間となる予定のオールロケの撮影に没頭している。
柳楽とは初めて、石原とはドラマ「H2」以来2度目の堤監督は、2人を気に入り楽しみながら演技を指導。関係者によると、特に寡黙で知られる柳楽を気にかけているという。若い2人は監督の思いにどう応えるか。
★柳楽、関西弁を特訓
柳楽扮するディノは、関東近郊在住ながら妙な関西弁を操り、人の痛みを少しでも知ろうとして断食したり、裸の体に爆竹を巻いて火を付ける行動に出 る個性派少年。東京都出身の柳楽は撮影に臨むため、以前にも挑戦したことがある関西弁を改めて猛特訓。現場では「上手い」と評価されているという。爆竹な どのシーンの撮影はこれからで、柳楽のフシギぶりも見どころだ。
2007/1/16 Sanspo
0 Comments:
Post a Comment
<< Home