柳楽優弥、薬物大量摂取で一時重症
2004年のカンヌ映画祭で日本人初の主演男優賞を受賞した俳優の柳楽優弥(18)が29日未明、都内の自宅マンションで大量の薬物を飲み救急車 で病院に搬送された。急性薬物中毒で一時重症だったが命に別条はない。カンヌ史上最年少の14歳で主演男優賞に輝いた柳楽は映画を中心に活躍していたが、 今月のブログで、ここ1年体調を崩していたと告白していた。
柳楽は29日午前2時ごろ、家族と住む自宅マンションの一室で倒れているところを発見された。大量の薬を飲み急性薬物中毒を起こし、救急車で病院へ搬送。一時は重症だったが、命に別条はない。飲んだ薬は100錠以上との情報もある。
今月16日の公式ブログに“異変”を記していた。昨年9月に主演映画「包帯クラブ」(堤幸彦監督)が公開されて以降、「テレビへの露出が前より減ってる。ここ1年間で俺、体調崩しちゃってました。露出が前より減ったのも、その影響があるんだ」とつづった。
柳楽は14歳で主演した映画「誰も知らない」(是枝裕和監督)でカンヌ映画祭の主演男優賞を受賞し、一躍“誰もが知る”少年になった。以降は05 年「星になった少年」(河毛俊作監督)、06年「シュガー&スパイス 風味絶佳」(中江功監督)、「包帯クラブ」と主演作が続いた。
これ以降は映画やドラマ出演はなく、ダイハツ工業の車のCM程度。関係者によると新作の予定はなかったが、柳楽にふさわしい主演作を待っていた“谷間の時期”。体調を崩したというこの1年も、通院などはしていなかったという。
「星になった―」の公開直前の05年7月の本紙インタビューでは、志願しての芸能界入りを「楽しい。(将来も)役者をやっていきたい」と話してい た。16日のブログでも「俳優、柳楽優弥は世界に1人なわけで、俺は俺らしくやっていきたいと思う。たとえ応援してくれる人が減ろうと、最高な作品観せれ るように全力で挑む! 人は苦労したりどん底みたりすると、最強になるわ。これからも空回り通り越すぐらい気合入れていく」と前向きな心境を記した。
柳楽の所属事務所は「事実関係を確認中」としている。柳楽の自宅には報道陣が詰めかけたが応答はなかった。
◆柳楽 優弥(やぎら・ゆうや)1990年3月26日、東京生まれ。18歳。02年夏に映画「誰も知らない」 のオーディションに合格。フジテレビ系ドラマ「クニミツの政」(03年)、テレビ朝日系「電池が切れるまで」(04年)などに出演。「誰も―」の演技で、 04年の第57回カンヌ国際映画祭で史上最年少、日本人として初の最優秀男優賞に輝いた。07年には映画「包帯クラブ」に主演。特技はサッカー。血液型 A。
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