Yagira Yuya 柳樂優彌

Monday, February 5

柳楽、体に爆竹 奇怪高校生役

「自分に似てる」…映画「包帯クラブ」

「包帯クラブ」のロケを行った(左から)佐藤千亜妃、関めぐみ、柳楽優弥、石原さとみ、貫地谷しほり、田中圭

「包帯クラブ」のロケを行った(左から)佐藤千亜妃、関めぐみ、柳楽優弥、石原さとみ、貫地谷しほり、田中圭

 映画「包帯クラブ」(監督・堤幸彦、今秋公開)に主演する柳楽優弥(16)、石原さとみ(20)がロケ地の群馬・高崎市内で意映画「包帯クラブ」 気込みを語った。妙な関西弁を操り、突拍子もない行動をとる高校生役の柳楽は「今までで一番(自分に)近い」。大ファンだったという石原には「ますます ファンになりました」と異例のラブコールを送るなど寡黙なイメージを覆した。

 他人の痛みを知るために、体に爆竹を巻き付けて爆発させたり、川の泥水を飲んだり。関西人でもないのになぜか関西弁。はたまた、石原演じる友人の「ワラ」には「Hさせて~」と迫る。

 04年、デビュー映画「誰も知らない」でカンヌ国際映画祭最優秀男優賞を受賞し、これまで計3作の映画に主演した柳楽だが、“普通じゃない”主人公ディノについて「今までで一番近い役。いろんな面で自分と似ている。気合入ってます」とキッパリ。

 ディノが履く安物のサンダルも自身のアイデアを監督が採用したもの。撮影前、Tシャツ短パン姿にギターをガムテープで体に巻き付けて冬の町を散歩 し、ディノの言動の裏に潜む心理を疑似体験体験した。「台本のメモのところにはディノの性格をびっちりと書き込んでます。今回は映画に対する考え方が変 わった」と言い切る。

 依頼人の傷ついた場所に包帯を巻き、その光景を写真メールで送ることによって勇気を与えるという高校生たちの物語。「ヤギーは最初は人見知りが激 しくて壁のある感じかなと思ってたら、すぐ打ち解けられた」と石原。撮影前に出演者、スタッフで1泊2日の合宿を行った成果もあるが、柳楽は「実は前から ファンだった」とボソリ。「最初はやべえ、会っちゃったって感じだったけど、イメージしてた感じと一緒でますますファンになった」あこがれの人との初共演 に気合が入らないはずはない。

 仲間役の貫地谷しほり(21)、田中圭(22)、関めぐみ(21)、佐藤千亜妃(18)とも空き時間には「恋バナもする」ほどいい関係を築いている。1月11日から始まった全編高崎ロケはもうすぐクランクアップする。

(2007年2月5日06 Yomiuri )


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