Yagira Yuya 柳樂優彌

Thursday, May 19

世界が柳楽に注目!オファー呼ぶ目の力
第58回 カンヌ国際映画祭

  【仏カンヌ18日=内野小百美】昨年のカンヌ映画祭で最優秀男優賞を受賞した柳楽優弥(15)主演の新 作「星になった少年」(河毛俊作監督、7月16日公開)に海外オファーが相次いでいる。タイが舞台ということで、アジア7か国・地域と配給契約が合意に達 した。また、「監督週間」に出品されている「カミュなんて知らない」(柳町光男監督、12月公開)の主演女優・吉川ひなの(25)が会見。同作の仏公開が 発表された。

 「誰も知らない」で最年少の14歳で男優賞に輝いてから1年。柳楽の受賞後初作品「星になった少 年」(英題は「シャイニング ボーイ&リトル ランディ」)は実話をもとに、20歳で人生を終えた象使いの少年の物語。昨年11月から2か月間、タイ・ チェンマイで長期ロケを敢行。柳楽は象が大好きな少年、坂本哲夢役を演じ、子象のランディとの出会いを通じて交流と成長を描いていく。

 日本の劇場でも予告編が流れているが、柳楽が無数の象に囲まれ“以心伝心”で仲良くたわむれる5分間の映像がフィルムマーケットでも上映されている。

  関係者の話では、今作でも柳楽の武器とするインパクトある「目力」は健在。セリフを話す芝居以上に表現力ある「目」に導かれるように、注文が続いている。 また、同作では「ラストエンペラー」(87年)でアカデミー賞オリジナル作曲賞を受賞した坂本龍一が音楽を手掛けている。「カンヌ&オスカー」の組み合わ せもバイヤーの“購買意欲”をそそっているようだ。

 この日までに配給が決まったのは香港、台湾、タイ、シンガポール、インドネシア、マ レーシア、ブルネイのアジア7か国・地域。他にも韓国、イタリア、フランス、ドイツとも交渉が進行しており、米国公開の可能性も十分。昨年映画賞を総なめ にした「誰も知らない」が米・仏など約30か国。まだこちらも増え続けており“星少年”がどこまで迫れるか注目だ。

 
◆オトナのひなのは「満たされてます」

  「監督週間」に出品されている「カミュなんて知らない」に主演した吉川ひなのが、現地で会見した。カンヌは1998年に主演映画「TOKYO EYES」 (ジャン=ピエール・リモザン監督)が「ある視点部門」に出品されて以来の2度目。「前回は無鉄砲で変なことばかり言っていた。私も変わりました。今は満 たされています」と“迷言”も消え、落ち着きある笑顔。映画はフランス公開も決定。監督が仏女優イザベル・アジャーニをイメージして配役したと話すと外国 プレスから拍手も起きた。現在、英会話を猛特訓中。ホラー映画「DEATH RIDE」ではハリウッドデビューも果たすなど国際派女優の道を着々と歩んで いる。
 
◆「いま会い」15か国で上映へ

 TBSがカンヌのマーケット会場で民放初の単独ブースを確保して強力にセールスをかけているのが、興収48億円を記録した「いま、会いにゆきます」。英題は「Be with you」で買い付けの契約交渉は15か国目に入った。

 アジア圏8か国には早々と売れていたが、カンヌで2度上映したところ、イギリス、フランス、ロシア、ドイツなど7か国が新たに乗り気。ハンカチで涙をふきながら試写会場を後にするなど“ジャパニーズお涙モノ”に興味津々だったという。

 「いま会い」は3月下旬から香港で封切られ現在ロングラン中。アニメ「ハウルの動く城」を超えて初登場1位となり、TBSは「世界の中心で、愛をさけぶ」に続く海外での記録的なヒットにホクホクだ。

 時の人、竹内と獅童の結婚は香港のファンの間でも「残念!」「ショック!」と衝撃が走った。現地の配給会社は興行への影響を本気で心配したが、好調が続いている。

[ 2005/5/19 Yomiuri ]


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