Yagira Yuya 柳樂優彌

Tuesday, June 7

「ゾウ使い」柳楽 命懸けPR

出発式で張り切る象のランディと(前列左から)河毛監督、蒼井優、柳楽優弥、常盤貴子、坂本小百合(手前は)谷山毅=東京都港区の増上寺
出発式で張り切る象のランディと(前列左から)河毛監督、蒼井優、柳楽優弥、常盤貴子、坂本小百合(手前は)谷山毅=東京都港区の増上寺

 俳優・柳楽優弥(15)が主演する、ゾウ使いの少年を描いた映画「星になった少年」(河毛俊作監督)の全国ゾウキャンペーン出発式が6日、東京・港区の “増”上寺で行われた。1億円を超える予算をかけ、本物のゾウが全国各地でパフォーマンスを行うもの。柳楽にとって、2004年カンヌ国際映画祭最優秀男優賞受賞後初の主演作。頼もしい“助っ人”の登場に柳楽は「やっぱりゾウはかわいい」と、笑顔で送り出した。


 東京タワーが一望できる増上寺で、半年ぶりにゾウとの再会を果たした柳楽。パフォーマンスの一環として行われた、体長2・9メートル、体重2・9トンのゾウ“ランディ君”による“人またぎ”も「おれ、やります!」と積極的に志願し地面にゴロリ。

 柳楽は同作のロケ地・タイでゾウ使いの学校に通い役づくり。ゾウとは散歩、水遊びなどした仲で、人一倍思い入れが強い。ゾウにまたがれ「大きいおなかが見えた。怖かった」と感想を話したが、“親友”との再会に、感慨深げだった。

 柳楽にとって、カンヌ国際映画祭最優秀男優賞受賞後、初の主演作。カンヌ史上、最年少で同賞を受賞した期待の俳優だけに注目は大きく、すでにアジア各国との配給契約も結んでいる作品だ。

 それだけに、同キャンペーンの総予算は破格の1億円。映画のビジュアルがデザインされた専用の10トントレーラーで、この日の増上寺を出発点として、福島、愛知、福岡など、ゾウが全国9カ所、約7千キロを回る。

 共演の常盤貴子から「マイペースですてきに成長している。背も大きくなったね」と声を掛けられた柳楽。相変わらず口数は少ないが、スクリーンの中でも、成長した姿を見せてくれそうだ。7月16日公開。

[2005/6/7 Daily Sports Onine ]


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