淡々と柳楽流…カンヌ男優賞やっと“授賞式”
トロフィー「持って帰っていいんですか?」
会見には300人を超える内外の報道陣が出席したが、柳楽は同映画祭のシンボル・シュロの葉をあしらったトロフィーを手に「持って帰っていいんですか?」と笑わせたり、右手のこぶしを上げてガッツポーズを取るなど、まったく動じない“柳楽流”-。 受賞後についても、「朝からテレビのニュースに映っていて、オレじゃないよ、オレがなんでこんなに出てるのって…」と戸惑ったことも漏らしたが、「(家族でお祝いの食事も)特にないです」と早くも持ち味となった淡々とした語り口。 映画は実際にあった事件を元に、母親に置き去りにされた子供4人の姿を描く。柳楽は妹2人と弟1人の面倒をみる長男役だが、「監督から普段通りにやっ て、といわれてその通りにやったら、自然にできました」。また、映画に出てよかったことは「(主人公の)明のように少しやさしくなれたこと」とも。 是枝監督は「実際の事件からどれだけ離れ、その上で子供を使ったフィクションとして(事実の)壁をどう乗り越えていくか、がテーマでもあった」と製作の 苦労を語った。その是枝監督をはじめ各方面から印象的といわれる「力のある目」について柳楽は「いいとは思いません」と照れていた。 ■ジャン・レノもエール 恐るベし14歳に、外国人俳優もエールを送る。仏アクション映画「クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち」(監督オリヴィエ・ダアン、29日公開)の主演、ジャン・レノ(55)、ブノワ・マジメル(30)が25日、来日会見で柳楽について語ったもの。 レノが「家族の中で普通に生活し、恋をし、私生活を大事にして、自分の人生を生きてほしい。役者としてもそれが大事」といえば、同じ男優賞受賞経験のあるマジメルも「冷静さを失わず、いい映画を選んでほしい」とアドバイスした。 ZAKZAK 2004/05/26
日本人で初のカンヌ国際映画祭男優賞に輝いた柳楽(やぎら)優弥(14)が受賞決定から4日目の26日、待望のトロフィーを手にした。主演作「誰も知らない」(7月下旬公開)の是枝裕和監督が前夜フランスから帰国し、この日、都内のホテルで“授賞式”、会見が行われた。
日本人で初のカンヌ国際映画祭男優賞に輝いた柳楽(やぎら)優弥
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