柳楽優弥に男優賞トロフィー
トロフィーを受け取り、是枝裕和監督(左)と会見を行った柳楽優弥
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映画「誰も知らない」で第57回カンヌ国際映画祭の男優賞を 日本人で初めて、しかも14歳という史上最年少で獲得した柳楽優弥(やぎら・ゆうや)が26日、授賞式に出席した是枝裕和監督(41)から、金色に輝くト ロフィーを受け取った。受賞決定後の緊急会見から3日。「いま初めて実感がわいてきました」と感激する中学3年生。「これ、家に持ち帰っていいんですか ね?」と笑いも取って大物ぶりをみせつけた。
いまや日本で最も有名な14歳。東京・渋谷のホテルで行われた会見 には、200人を超える取材陣が集まった。映画祭には参加したものの、中間テストのため16日に帰国。賞状とトロフィーを持ち帰った是枝監督から“勲章” を手渡されガッツポーズ。「これまでトロフィーとかもらったことがなかったので、こんなうれしいことはありません」と、はにかんだ。
23 日の会見以降、ニュース番組にも頻繁に映し出される自分の顔。「おれじゃないみたい」と戸惑いを感じたようだが、トロフィーが収められた重い箱を手にして 「初めていま(受賞を)実感しました」と感激した様子。「これ持って帰っていいんですか?」と是枝監督に尋ね、「相談してどこに飾るか決めよう」と切り返 されるやりとりもほほ笑ましかった。
実話がベースとなった作品では、母親に見捨てられ、子供たちだけで生きていこうとする4人きょうだいの長男役で主演。映画初出演ながら、審査委員長のクエンティン・タランティーノ監督(41)から「存在感、表情が素晴らしい。一番印象深かった」と絶賛された。
サッカーが大好きで、好きな映画は公開中の「世界の中心で、愛をさけぶ」といういまどきの少年。尊敬しているという俳優の押尾学(26)からは「これから は英語も勉強して世界に羽ばたいてほしい」とエールを送られたという。柳楽は「将来は堂々とした俳優になりたい」と力強く誓った。
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/kiji/2004/05/27/02.html
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